代表取締役社長執行役員 中西 英一

2025年度は、米国の関税政策や中国の医療費削減政策に加え、中近東における紛争拡大など、地政学リスクが顕在化した事業年度となりました。こうした外部環境の影響を受けつつも、世界の各市場では需要の持ち直しが続いたことに加え、当社が進めてきた製品ラインアップの強化や販売体制の拡充が奏功し、歯科・DCI・外科・機工の各事業は堅調に推移しました。その結果、連結売上高は811億円、EBITDAは198億円、経常利益は169億円となりました。一方、米国関税の影響を受けていたDCI社ののれんについて期末に減損処理を行ったことから、親会社株主に帰属する当期純利益は23億円の損失となりました。
なお、この減損はキャッシュアウトを伴わない一時的な会計処理であり、当社の財務状況やキャッシュ創出力に影響を及ぼすものではありません。当社は今後も変化する事業環境を見据えつつ、持続的な成長と企業価値向上に取り組んでまいります。

中期経営計画「NV2030」に掲げた“攻守兼備の事業戦略”は着実に進展していると考えています。世界に広がるナカニシグループが「ONE TEAM」となり、創業以来磨き続けてきた革新的“削るテクノロジー”を最大限に活用し、お客様に感動を与える製品・サービスを提供し続けてまいります。

代表取締役社長執行役員 中 西 英 一